塩屋義博さん
私の故郷は、日本の九州最西端にある笠沙町という所です。現在は南さつま市笠沙町となったそうです。
昔は大抵の家が半農半漁で生活している田舎町でした。前には海があり、周りには田園、家、後ろはすぐに山がある都会の人にはうらやましいくらいの自然が豊かなところです。特に海岸線はリアス式に出来ており、島々も沢山ある絶景の故郷は私の自慢とするところです。私が幼少の頃、祖父や父によく漁に連れて行かれました。漁は延縄漁という長いロープにたくさんの釣り糸とえさを付ける方法で行い、1回の漁で約2キロメートル位の仕掛けを海へ落としていました。船は伝馬船で櫓や櫂で漕いで進むものですから子供の役目は船の櫓漕ぎで借り出されていた様なものです。夜はよく家族全員で海に行きガス灯を灯し、網を引き漁の餌となるエビを取っていました。今は良い思い出として心に残っています。
笠沙町の大自然
また九州最西端の私の故郷は、太平洋、東シナ海、日本海の海流が合流するところで魚の種類も多く漁の豊富な所です。最近は船釣り、磯釣りとたくさんの釣り人がよく来ているそうです。観光地指宿(いぶすき)まで車で40分〜50分位のところにあり、とにかく人の良い地元の人達との触れ合いで必ず良い癒しを得られること請け合いです。これが私の自慢する故郷です。