確定申告の相談をしています
今年度の申告相談の特徴は何といっても「損失申告」の増加です。昨年までは営業所得で「損失申告」になる人はほとんどいませんでした。しかし今年は、従業員の給料や外注費・専従者給与を支払ったら赤字になってしまったという組合員さんが続出しました。また、本来は3月末に一括で納める消費税を、分納にできないかとの相談も多く見られました。
支部における確定申告等の相談件数は1500件を越えていますが、「とにかく仕事が少ない」「単価が低くて生活が苦しい」の声が例年以上に多く、不況の深刻さは重大です。政府は3年後に消費税の増税を明言していますが、とんでもない話です。日常生活のなかではもちろんのこと、事業者が直接税務署に納める消費税の負担が増す事は死活問題ともいえます。
組合では増税反対運動を進めながら、今後も申告対策や生活相談に努めます。
松村書記
税金の申告は正直が一番
成本国雄さん
【花畑分会・会計監査・成本国雄】
うちは非鉄金属の産廃を取り扱っています。昨年、金属の値段の上昇に伴い、売り上げだけが高額になってしまい、利益がないので税務署の調査が来ました。指摘された部分はありましたが、私も事細かに申告しているため多少の追徴課税を取られるだけで済みました。やっぱり税金の申告は正直が一番。
しかし、消費税は利益の薄い我々には支払いが大きく感じています。増税はしないでもらいたいですね。