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保険加入しないと最低2千万円の供託金 4・27瑕疵担保履行法学習会

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制度の学習に多くの参加者集まる

 4月27日(月)足立支部会館にて52人の参加で瑕疵担保履行法学習会が行われました。瑕疵担保法により一般発注者に新築住宅を今年の10月1日以降に引き渡す場合は、売主(建設業者または宅建業者)は瑕疵補修の資力確保措置として着工前に保険に加入するか、最低2千万を10年間供託しなければなりません。
 学習会では保険引取法人のJIOの担当者から説明があり、保険加入の仮受付も行われました。以下、保険加入の手続きを記すと(1)保険法人(1月現在で5法人)に事業所の届出(JIOの届出料は新規で5千円・年有効)(2)建築確認終了後着工前に保険契約の申込(保険料は階数3階以下120平方メートル戸建て住宅の場合JIOは約7万3千円)(3)現場検査(階数3階以下の場合基礎配筋と躯体工事の完了時2回)(4)工事完了後、保険証券発行の申請(検査済み証があれば手続きが簡単)(5)建物引渡し(引渡し後10年が保険期間)となります。保険期間内に品質確保方でいう「構造耐力上主要な部分」や「雨水の浸入を防止する部分」に瑕疵が生じ、」売主が補修した場合には補修費用等の8割程度が売主に支払われ、売主が倒産した場合は補修費用等に近い額が発注者に支払われます。
 新築工事を請け負う方は早めに支部にご相談されることをお勧めします。
 川島俊一

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