9条代表野沢辰雄さん
憲法9条「戦争放棄」の条文が国民の賛否によって変えられてしまう、「国民投票法案(別名‥改憲手続法)」が2010年発布と迫っています。
毎年、世界平和が盛り上げを見せる今夏に意識を持って9条を守り抜く意識を高めることが必要です。
国民投票法案は国民の投票者の過半数を占めると改憲ができてしまうのが最大の特徴で、有権者の過半数ではなく、その事柄に興味関心を持った国民の投票数の過半数で重要決定事項が決まってしまう非常に危険な法案です。
水面下にて行われていた改憲法案が、いつの間にか決定し、最終判断は国民が取ったとして、責任を全て国民に押し付ける事態にもなり兼ねない法案です。
現に、憲法9条を変えようとする動きは強まっていて、海賊法との名を借りて、ソマリア沖の海賊対策として自衛隊が送られ、警備体制をしいています。
草の根運動はここまで大きく発展
海賊は無差別集団です。日本の自衛隊がいつ何時、襲撃に遭うかわからない状態です。仮に襲撃された場合、正当防衛の手段として交戦を交える、可能性が否めません。
そうなった場合、自衛隊は戦後初めて武力行使を行うことになるのです。
また一方では、いつでも海外に自衛隊を送り込めるよう「海外派兵恒久法」の制定も考えられており、将来は武力行使を持って諸外国に貢献したいと、政府は既に9条改憲の道筋としてシナリオを完成させているのです。
7月23日には平和行進が、また8月上旬には広島と長崎で「原水爆禁止世界大会」が行われます。二度と戦争を繰り返さない・加担させないためにも9条改悪反対の声を上げ、この機会に意識を高めていきましょう。
野沢辰雄