寺田重治さん
私は富山県婦負郡八尾町小井波(ねいぐん・やつおまち・こいなみ)という所で生まれ、中学三年生まで家族9人で住んでいました。
富山市からは30キロ程はなれた場所に田舎はあり、山間部に13軒しか家がない部落が故郷でした。
周りはもちろん山に囲まれ、中央には「くぶす川」という川が流れており、子供のころには川遊びや魚釣り、冬はスキーなどでよく遊んだものです。
家業は農業と炭焼きで生計を立てており、早くに亡くした父の代わりに母が懸命に働き、小学校から帰った私は兄弟とよく手伝いをしていたのを記憶しています。
炭焼きの手伝いで山に登ることがありましたが、立山連峰が見事な風景を記憶として今も思い出させてくれます。
八尾町は盆踊りが有名
若かりし頃の思い出の一枚
富山の八尾町と言えば「おわら風の盆」が有名で、毎年全国から10万人を超える人で賑わいます。三日三晩にも及ぶ盆踊りは実に見事なもので、盛大でもあります。一度見ることをお勧めします。
富山にはその他にも良いところが沢山ありますが、大迫力な放水量と懐かしいトロリーバスが今も走る黒部ダムなどが代表的です。
日本海に面した地形にも恵まれ、富山湾で獲れる「蛍イカ」やかまぼこ。川魚では「鱒すし」などが非常に有名です。
もちろん空気もきれいですので是非一度訪れ、良さを実感してみてください。
五反野分会 寺田重治