増子執行委員長
足立支部の組合員ならび御家族の皆様、新年明けましておめでとうございます。
皆様方には日頃から東京土建の組合運動に対してご理解とご協力を賜り大変感謝しております。
100年に一度と言われていた大不況が長引き、日本経済に大打撃を与えました。その余波が建設産業にも襲いかかり、公共施設ならびに民間工事・設備投資が減少。仲間の大勢が仕事確保に苦労し、少ない仕事の中でさらに低単価・低賃金の厳しい現実にさらされています。
その為か昨年は相次ぐ不払い相談が支部に殺到しました。
アトラスの破産事件では、全国で120人の仲間が不払いに遭い、解決へ向けて支部・本部が一丸となり取り組みました。結果、満額確保を勝ち取り、全員が救済され、暗い情勢の中でも画期的な成果を勝ち取りました。
これも仲間の団結と組織の発展が成し遂げた成果といえます。
足立支部は今年、結成60周年の節目を支部最高現勢の9、739人で迎えることができました。この力の結集が大きな力を生み、不況の中でも常に前進し続ける、足立支部を実現しているのだと実感しています。
まだまだ予断を許さない社会情勢ではありますが、60周年を機に新たな一歩を踏み出し、私たちの諸要求をさらに推し進めていきましょう。仕事確保運動・賃金引上げ運動の発展と公契約条例の制定、さらには土建国保を守る取り組み・大増税阻止・アスベスト被害者の全面救済と私たちの諸要求は多岐に渡りますが、それだけ仲間の要求は切実です。
今年も期待に応えられる支部を目指して参ります。どうか、今後も皆様のご協力をお願い申し上げます。