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住宅デー 6月6日 仕事確保の中心に 平成20年度4件から一気に350件(平成21年度) 足立区からも大きな期待

いつくるかわからない地震備えが大事

六木団地で作業する小針さん(六木分会)団地内で約70軒を行ないました
六木団地で作業する小針さん(六木分会)団地内で約70軒を行ないました

 4月某日、春らしからぬ寒い朝、六木団地の一部屋から工事の音が聞こえてきます。中では足立区による家具転倒防止器具取り付け工事が行なわれていました。工事中のAさん宅では部屋の中を小気味よく組合員の高実子さんと鈴木さんが動いています。今回の工事でタンスなどの家具に金具等を取り付けました。

世の中から回ってきたチャンス

 Aさん(88歳)は言います。「職人さんたちのテキパキとした動きを見ているのは気持ちがいい。今回の工事で数年ぶりに家具の上にあった荷物も動かしてもらった。工事費も後日足立区から助成があり助かる、これは世の中から回ってきたチャンス、ありがたいこと」
 工事を担当した高実子さんは「同じ団地の間取りでも1軒1軒家具の配置は違うし、壁に直接金具を取り付けられないケースもある。前もっての現場下見は重要であり、応用力が必要です」と話します。
 六木団地は今年に入ってから六木分会・小針さんが団地自治会と話し合い工事の段取りを進めてきました。自治会長の林さんも「日程の調整でうまくいかないこともあるけれど、これで地震からの不安も少なくなると感謝している」と会長の部屋も工事が済んでいました。

仕事確保に取り組む組合

 昨年度より足立区の家具転倒防止器具取り付け対象助成が60歳以上のいるお年寄りの家庭に、上限助成金は3万円までとなりました。制度の緩和で取り付けする区民、取付け施工組合員にとって耐震と仕事確保としての良い制度なっており、組合では制度を推進することで区民奉仕、仕事確保に結びつけられるということで制度の活用を推進してきました。
 すでに「生活と健康を守る会」会員などにも説明会を行なっており、連携した活動を検討しています。6月には住宅デーが行なわれます。支部では各会場にて「耐震相談」としての足立区家具転倒防止器具取り付け対象助成を活用することを呼びかけています。

六木団地で作業する小針さん(六木分会)団地内で約70軒を行ないました

 

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