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仕事とくらしを守ろう 6・29足立区民集会に300人 雇用・消費税・社会保障・基地問題など 選挙後も問われる課題

怒りのリレートークで発言する足立支部・野沢副委員長
怒りのリレートークで発言する足立支部・野沢副委員長

 6月29日夜、竹ノ塚第六公園で「仕事をよこせ、守ろう雇用とくらし、安心してくらせる社会保障と庶民減税を実現しよう!」をスローガンに6・29足立区民集会が足立春闘共闘会議・くらしと雇用を守る足立連絡会・足立社会保障推進協議会・消費税廃止足立各界連絡会の4団体共催のもとで開催され、300人の仲間が参加し集会アピール確認後デモ行進を行いました。

「消費税増税ハンターイ」の声を竹ノ塚地域に響かせました
「消費税増税ハンターイ」の声を竹ノ塚地域に響かせました

 集会は雨雲が重く垂れ込める空模様の中でおこなわれ、はじめに主催者を代表して増子春闘共闘議長(土建足立執行委員長)があいさつをし、続いて中水春闘共闘事務局次長が基調報告を行ないました。報告では鳩山内閣からかわった菅新内閣がさっそく「消費税10%」増税を打ち出したことや、沖縄・普天間基地問題でも「日米合意」を前提にして根本的な解決には手をつけないなど、前政権と変わらない方向をすすめようとしていること。一方で国民のくらしと仕事は苦しい状況が続いており、後期高齢者医療制度や医療保険一元化などで不安は広がるばかりです。いまこそ政治の力で打開することが求められていることが強調され、そのためにも7月11日投票の参議院選挙で国民の意思表示をしようと呼びかけました。
 来賓として日本共産党区議団政調委員長・針谷さんが、また各諸団体から「怒りのリレートーク」としてJMIU丸石自転車労組、東京民医連、足立年金者組合、東民商、東京土建足立支部、足立区職労がそれぞれの立場から発言しました。最後に集会アピールを参加者300人の拍手で採択し、その後竹ノ塚第一公園まで上り旗やプラカード、チョーチンなどを持ちながらデモ行進を行ないました。

区民集会で確認された私たちの要求

 メインスローガン・仕事よこせ、守ろう雇用とくらし、安心してくらせる社会保障と庶民減税を実現しよう!
●安定した雇用と働くルールの確立と「公契約法・条例」の制定を
 「労働者派遣法」を抜本的に改正し、「最低賃金」を大幅に引き上げ、ワーキングプアをなくし、「働くルールの確立」をめざします。「公契約法・条例」の制定で公正な契約を実現します。
●生活密着型公共事業と住宅改善支援の推進を
 建設不況打開と本格的景気回復にむけて、生活密着型公共事業への転換と住宅改善支援を推進します。
●消費税にたよらない最低保障年金制度の創設を
 民主党が考える最低保障年金の財源は、消費税増税によるものです。消費税にたよらない最低保障年金制度の実現をめざし、「年金財源」を口実にした消費税増税に反対します。
●後期高齢者医療制度の廃止、医療保険一元化反対、安心の社会保障の確立を
 社会保障費を増やし、後期高齢者医療制度の即時廃止など安心・安全の医療・介護・福祉をめざします。また、国保組合の国庫補助を守り、医療保険一元化に反対します。
●消費税の大増税を許さず、庶民、中小企業を支援する減税政策を
 大企業優遇税制を中小企業.くらしの支援に転換することが必要です。消費税増税に反対し、大企業や大金持ちへの行過ぎた減税を是正し、税のしくみを庶民と中小企業の支援に転換することをめざします。
●普天間基地の無条件撤去、徳之島などへの基地拡大反対、核兵器のない世界の実現、憲法9条を守り、平和な日本をつくろう
 5月に開かれたNPT再検討会議で「核兵器のない世界」への機運が世界的規模で広がっています。そのような中、普天間基地移設問題で国民の信頼を失ない鳩山前首相は退陣に至りました。「普天間基地の無条件撤去、憲法9条を守る政治」を実現することが国民の願いです。米軍基地を撤去し、憲法を守り、核兵器廃絶、軍事費を削減して、国民生活にまわすことを強く求めます。

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