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進路指導の重要な学習 組合を通じて出来た物づくり体験

足立区立第四中学校 校長・田本 登喜雄
足立区立第四中学校
校長・田本 登喜雄

 文部科学省は、社会人・職業人として自立していけるようにするためにキャリヤ教育の推進、特に中学2年生での職場体験学習の推進を強く求めています。
 1年では、自分史作り・身近な職業調べ。2年では、職場訪問・職場体験・上級学校調べ。3年では、卒業生による受験体験を聞く会・高校訪問・高校の先生の話を聞く会等を行い、生徒自ら将来を見据えた進路を決定できる資質と能力を育成することを目的としています。
 職場体験学習は、進路指導の中でも最も重要な学習と捉えています。なぜなら、進路決定するには正しい職業観、勤労観が基本になると考えています。本校の特色として、電話での申し込み、事前訪問等は、生徒の自立心と自覚を身につけさせるために生徒自身に行なわせています。
 今回土建組合にお世話になるきっかけは、本校の隣にあるという地理的条件、校舎改築のご挨拶がきかっけとなり実現しました。近年「物づくり」教育の必要性が問われています。出来上がった物しか触れることのできない子どもたちが多く、材料から作る過程をとおして、作る喜び、出来上がったときの達成感が色々な所で役に立つと考えています。
 土建組合での体験学習の様子を見学に行った時、生徒たちが生き生き活動している姿と一人一人に丁寧に教えてくださっている指導員の皆様の熱心さに感動をしました。後日、生徒たちに感想を聞いてみると「面白かった」「大変勉強になった」等の言葉が返ってきました。普段の生活では学ぶことができない貴重な学習をこの職場体験で学ぶことができたことに心から感謝しております。ありがとうございました。

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