トピックス

TOPに戻る

東日本大震災 あれから6ヶ月が経過したが・・・ 国に言いたい被災地の現状 遅すぎる行政の支援対応

小成 稔さん
小成 稔さん
(こなり・みのる)
昭和31年1月28日生れ
55歳

 東京土建組合員でただ一人、東日本大震災で罹災したのが足立支部組合員小成稔さんです。小成さんは石綿肺のため岩手県宮古市の自宅で療養中に津波にあいました。小成さんに避難所での生活や被災者が一番困っていることを足立支部災害対策委員会の松舘書記次長が取材してきました。

突然の大津波に全てを流されなんとか避難所へたどり着く

 3月11日「大通りに津波が来るぞ(宮古市の繁華街)」の声でやっと避難所の宮古小学校にたどり着きました。避難所暮らしは大変でした。まず支援物資ですが役所に頼んでも来るのは二ヶ月も経ってから。私たちは救援に来ていたYMCA(キリスト教奉仕団)のボランテイァに救われました。頼めば一週間位で持ってきてくれたのです。
 国に言いたいことは非常事態なんだからお役所仕事ではなく非常体制で救援してほしかったです。今でも仮設に入った人もそうですが、何とか壊れた自宅で過ごしている人にはなんの支援もありません。なんとかしてほしいです。
 あと私は全建総連・宮古建設組合の人達とも交流があるのですが、連絡のつく組合員には大工道具が行きわたったようです。しかし、田老地区など連絡が取れない組合員にはまだのようです。
 今回、足立支部さんが独自にタオル・毛布などの生活物資や大工道具が届いたらみんな喜ぶと思います。
 また、このたびはお見舞金をいただき有難うございました。私も身体と相談して頑張ります。

東京土建国保の手引き カレンダー