組合員、家族のみなさま新年あけましておめでとうございます。
みなさまには、日頃から東京土建組合の運動に対して、ご理解とご協力を賜り大変感謝申し上げます。
長引く日本経済の大不況が、私たちの建設産業でなかなか深みから抜け出すことが出来ない中で、3月11日の東日本大震災、福島原発事故等で大勢の仲間が避難し、また尊い命が失われました。お見舞い申し上げると共にお悔やみ申し上げたいと思います。
被災地の建設職人にとって、道具が失われ仕事が出来なくなったことに対し、私たち東京土建の仲間から義援金や道具を集め、寒くなってからは被災地で温かく過ごして欲しいと思い、湯たんぽなどを送るなどの支援を行ってきました。支援活動等に協力してくれた仲間のみなさんには大変感謝申し上げます。
そんな状況下の中、本部・支部が一丸となり一年振りの大手企業交渉に取り組みました。現場の声として「仕事がない」「低賃金・低単価を引き上げて欲しい」「建退共の貼付問題」「労働条件の改善」等で各企業との交渉を行い、問題が全て解決されたわけではありませんが、いくつかの成果を勝ち取ることができました。
また、長年の私たちの要求であった「公契約条例制定」に向け、足立区役所・総務部長より、「有識者にて構成する検討委員会を開催する」との回答があり、ここでも一歩前進することができました。これからも組合にとって色々な問題解決に向けて各関係団体と連携を強めて参ります。
私たちにとってまだまだ取り組むべき課題がたくさんあります。組織拡大、仕事確保、賃金引上げ、命とくらしを守る国保予算獲得、大増税阻止、アスベスト被災者救済、TPP問題など、私たちの諸要求実現に向けた運動を強化して、期待に応えられる組合を目指して参りたいと思います。
今後ともみなさんのご協力とご理解をお願い申し上げます。