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現場訪問行動を取組む
職人の要求を現場で

現場所長と懇談、工藤賃対部長と島原委員長
現場所長と懇談、工藤賃対部長と島原委員長

 4月4日(木)、毎年定期的に開催している現場訪問行動を取り組んできました。今回も賃金対策部員とCFC役員を中心に足立区内の公共・民間工事現場に行ってきました。
 2班に分かれ計6名のメンバーで11箇所の現場を訪問することができました。
 懇談内容は、駐車場の確保、道具の管理、不払い問題、建退共、公契約条例、社会保険未加入問題、労務単価と多岐にわたる内容でした。
 現場訪問は、事前のアポイントをとらずに取り組んでいますが、年々、この懇談を断る現場が少なくなってきています。また、懇談を断る現場も「今日は忙しいから日時を改めて対応する」と懇談自体に対しては前向きな話をいただけている状況です。この取組みも東京土建が粘り強く交渉を継続した結果が有意義な懇談に結びついている表れです。

参加者の声
建退共の周知を
賃金対策部長 工藤啓三

 私が、今回の懇談で印象的だったのは建退共の普及率の低さでした。訪問現場11箇所中2箇所が足立区発注の公共工事であり、その現場では、毎日50名以上の職人が出入りし、また、工期が1年以上という大きな現場でした。
 現場所長の話によると職人から建退共の証紙を請求されたのは、1つ目の公共工事現場では3人。もうひとつの公共工事現場では4人という驚くべき結果になりました。公共工事の積算工事価格には、建退共の証紙代が含まれているにもかかわらず、その末端の職人に証紙が行き渡っていない事実が判明しました。
 しかし、民間工事の池田建設の現場では、建退共に対して前向きな懇談をすることができました。
 建退共とは、建設職人がリタイア時に支給される退職金です。現場や事業所が一定していない傾向にある建設職人にとっては、とても有難い退職金制度になっています。
 これを是非とも普及できるような仕組み作りをして頂きたい要望各現場でしてきました。

 

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