足立支部は、「住宅リフォーム助成制度を実現させ仕事確保と地域振興」「学校等の木質化促進」を足立区・議会へ働きかけ実現化を目的に山形県鶴岡市へ視察しました。島原委員長をはじめ総勢14人(足立支部13人、本部1人)が参加しました。現地では田川建設労働組合三浦委員長の全面協力で2日間にわたって鶴岡市職員による住宅リフォーム助成制度の概要と学校木質化推進の意義と効果について意見交換を行いました。
市と田川建労は、建設産業の地域振興策として、木造の学校建築を推進し木質化工事に地元建築士の育成に力をいれています。その理由は、工事を通じて地場産材の良さを実感し消費者からの新築リフォーム工事に木材利用を提案できるシステムが必要との観点からです。その結果、一般住宅の改修工事が増加し助成制度の利用が広がっています。
木造での中学校新築現場は、国が推進する木材利用促進事業です。鶴岡市は、田川建労(施工)・地元製材所(材料)「オール山形」で一つの工事に取り組む事で、地域経済の活性と循環を構築しています。明るく、広い大きな木造校舎を見た参加者からは「この現場で仕事をしたい」「代々木体育館よりすごい中学校の体育館」「足立区に木造校舎が出来たら都内・全国へ大きくアピールできる」。参加した山形県出身の役員から「山形だけに山林は命の源。県民を木のぬくもりで温かく包む山形に生まれてよかった」と誇らしげに語りました。
この経験を踏まえて、5月の区長・区議会選挙後に行われる新議会での提出を目指し「木質化推進・学校トイレ洋式」の請願署名行動に取り組みます。