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支部から援助送り7年
岩手県連が感謝祭を開催

提燈の光ゆらめかせ願いの声を上げて千住地域を行進
左/江戸川支部山崎副委員長と右/足立支部村山副委員長 旧庁舎視察

 6月2・3日(土・日)に渡り宮古市で開催された「6・2復興支援感謝祭」に支部より2人が参加しました。全国からは25県連・組合わせて143人が集まりました。
 今回の取り組みは岩手県建設労働組合連合会が東日本大震災の際に支援をしてくれた県連や組合への感謝の気持ちを伝え、現在の復興状況を知ってもうために開催され、1日目は式典と懇親会、2日目は視察をしました。

 式典では主催者側から「全建総連があるからこそ仲間からの支援がいただけた。多くの仲間が道具や家を失い、仕事もできない、瓦礫の撤去もできないと途方にくれる中、全国の仲間から支援金や支援物資、人的支援をいただいた。7年が経ち、感謝祭でまた皆さんに会う事ができて良かった」との話がありました。山本宮古市長からは「市で予定している90%以上の復興が進んでいる。復興支援道路も進展している。大震災を契機に宮古地区を取り巻く環境は大きく変わってはいるが、これも皆様にご尽力をいただいたおかげだと思っています」との挨拶がありました。

 会場を移しての懇親会では岩手県連の仲間(遠野建設組合、盛岡建設労働組合、宮古建設組合)とテーブルを囲み、復興の状況やお互いの組合の話しなど様々な交流を行いました。交流の中でこの催しがいくつもの岩手県内の組合で協同して企画された重要な取り組みであるかを改めて感じました。

 視察では浄土ヶ浜レストハウスを経由、沿岸地域の復興状況を見学しました。レストハウス2階上部まで津波がきたと聞き、自然の猛威を感じました。その後大槌町の旧村役場へ移動し被災当時のままの旧庁舎を見学。旧庁舎前には献花台が設置されており、参加者は祈りを捧げました。最後に岩手県連の方が大槌町内でミニ建前や模擬店を準備し参加者を迎えてくれました。

 大槌町は震災当時に自身が復興支援に行き、浸水した家屋の高圧洗浄などを行なったところです。私が洗浄を行なった家はすでに建て変わっており、この7年で復興が進んでいることを当時を思い出しながら見てまわることができました。
今回の取り組みに参加することで東日本第震災復興支援の継続をしていくことの大切さを感じ、今後も頑張ろうと決意を新たに帰路につきました。

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