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平和の取り組み9月も盛んに
第64回日本母親大会
母親達のパワフルさを体感

日本母親大会in高知/全国から多くの仲間が集まり取り組みの報告を通して平和へ向け一致団結
日本母親大会in高知/全国から多くの仲間が集まり取り組みの報告を通して平和へ向け一致団結

 8月25・26日(土・日)第64回日本母親大会が女性参政権発祥の地でもある高知県で開催。日本中の母親を中心とした老若男女約4,300人が集まった。

全国の母親のパワーに刺激もらう

井出陽子 支部女性の会会長

 全体会ではオープニングに高知県の高校生による清流太鼓が演奏されました。非常に楽しそうに元気よく太鼓を叩く姿に元気をもらい、感動しました。
 また今日の運動として「いのち、くらしを守れ」「核も基地もない平和な社会を」をテーマに、全国のたたかいが紹介され、女性として母として、力を合わせ声をあげて社会を変えようとする姿はとてもパワーがあり刺激をもらいました。
 2日目の分科会では「文化で地域を元気に」をテーマに、高知のはちきん(男勝りの女性を指す土佐弁。ならびに高知県女性の県民性を表した言葉)の文化の話を聞きました。また高知県は女性参政発祥の地でもあり「自由は土佐の山間より」と言われるように、土佐の自由民権運動は大きな役割を果たした事を学びました。
この度は貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

自然現象を災害に変えるのは人間

石橋光代 支部女性の会事務局長

 初日全体会は県立高知大学で行われました。午前は一橋大学名誉教授渡辺治さんの記念講演「憲法とともにあゆみつづける」を聞き、平和憲法の素晴らしさを学びました。
 午後は前半に文化行事として高知スガジャズダンススタジオによる「よさこい鳴子踊り」を観覧しました。ダイナミックで躍動感溢れる踊りは天に平和を祈る姿そのもの、魂を揺さぶられました。
 後半は全国各地から集まった女性達が次々とステージに登壇し、「セクハラ・ワーキングプア・原発」等の様々な社会問題を提起しました。
 最後は大会決議をもち、終了となりました。力を合わせ、声を上げる運動無しには社会を変えることは出来ないとあらためて確認した熱い1日でした。
 大会2日目の分科会では「自然災害に強い町づくり」に参加、地質学者の岡村眞さんと高知県黒潮町情報防災課の方のお話を聞きしました。

日本母親大会in高知/全国から多くの仲間が集まり取り組みの報告を通して平和へ向け一致団結
日本母親大会in高知/全国から多くの仲間が集まり取り組みの報告を通して平和へ向け一致団結

 特に印象的だったのが岡村さんの「日本は元々プレート運動で出来た国なので、地震が起きるのは宿命。地震そのものは自然現象であり、災害にするのは人間。防災は過去の災害から学ぶしかない」とのお話です。いつ起こるかわからない自然現象に対して、対抗することは難しい事です。人間はそのような中で生きているという事を理解しなければならないと思うと共に、自然現象を災害にしない為に自ら学ぶ姿勢を持とうと思いました。
『運動のちから』は本当に素晴らしいと実感しました。このような機会を頂きありがとうございました。

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