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魅力ある現場環境目指し
大手企業交渉で要望伝える

 10月17・18日(木・金)「大手A企業交渉」を実施しました。年に2回行われるこの交渉は今回で70回目。節目となる年で、足立支部より11人の参加で新菱冷熱工業・奥村組と交渉を行いました。
 新菱冷熱は設備大手ではありますが建築の下請けが多く、春と同様に交渉よりも懇談が中心となりました。
 奥村組とは2年ぶりの交渉でしたが、穏やかに進行。賃金の平均は2万円を下回り、年間6百万円を得るには程遠い状況を感じました。法定福利費については「一次下請けには払ってるが、二次下請けにまで行き渡っているか分からない」と、他の企業と変わらぬ返事。私は「一次は、二次や三次の分も貰っている訳なので、その従業員にも社会保障分として行き渡るようにして欲しい」と訴えましたが、企業側からは「見積の段階で上乗せして契約をするべきで、請求があれば個別で対応したい」との回答。またCCUSについては「カードリーダー設置現場数は現在97現場あるが、カードを持ってる人はまだ少ない」との返答がありました。
 設計労務単価の上昇による内部留保を私たちに下ろすためにも、大手企業交渉は必要です。実際、1983年にはミサワ等の住宅企業に対し、大工の賃金を1日500円の賃上げを約束させた実績があります。魅力ある働きやすい作業環境のためにも、皆さんの現場情報をいつでもお寄せ下さい。

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支部の仲間11人が代表として参加し質問
 
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