|
今夏支部会館で行われた集団健診/自己防衛のためにもマスク着用お願いします |
(拡大) |
(拡大) |
@土建国保加入で健診無料
東京土建国保に加入している方は年度一回、契約している健診機関に限り「健康診断を無料で受診」できます。契約外の健診機関で受診した場合でも、土建健診の項を網羅していれば「年度一回5千円(胸部レントゲン追加で7千円)」が支給されます。また、組合だけ加入している方でも「年度三回ある集団健診に限り2千円で受診」できます。
A5歳毎人間ドック補助金
東京土建国保に加入している方は40〜70歳までの5歳毎の節目の年に「人間ドック受診費用の一部(2万5千円)」が補助されます。病院によっては自己負担なしで受診でき、通常の健診とは違い精密な検査が行えると好評です。ご自身の保険証についている健診受診券に「★節目健診★」と記載があれば対象ですので、忘れずにご受診下さい。
B土建健診申込・予約方法
土建健診の申し込み方法は2通りあります。1つ目は例年2・7・11月頃、区内病院数箇所で日曜日に行われる集団健診です。群会議にて配布される申込書に記入の上、群会議または支部会館でお申し込み下さい。2つ目はご自身で病院にお電話いただき直接申込む方法です。この場合、基本は平日のみの受診となりますのでお気を付け下さい。
C事業所健診結果に提供料
東京土建国保に登録のある事業所が契約外の健診機関で事業所健診を行なった際、国保組合に加入している従業員の健診結果(土建健診の項目必須)を国保組合に提出で「1人につき3千円の提供料」が支給されます。
コロナ禍で健診規模を縮小中。
申込はお早めに!
亡き父が知らせた体の異常
健診受けて命助かる
【村上勇・足立東分会】私と兄と3人で大工をしていた父は57歳で癌が見つかり、その2年後に他界。一昨年、私もその年齢になり「何か嫌な予感」を感じつつも毎年受けている土建の無料健康診断を受けました。
いくつか有料のオプション検査を付けたのですが、その中のPSA値が少し高いことが判明。改めて検査したところ悪い予感は的中し、前立腺癌が見つかりました。まだ小さく経過観察で良いとのことでほっとしたのですが、それも束の間。その後の精密検査で「膵臓に影」が見つかり、手術が決まりました。
その後、無事に手術は成功。先生からは「もの言わぬ臓器に癌が見つかったのは不運だが、早期発見だったのはとても幸運」だと言われました。もしあの時、健康診断を受けていなかったら…今頃私は父と同じ運命を辿っていたかもしれません。そして、57歳という年齢で癌が発見できたのは、父が知らせてくれたのだと思います。
誰もが怪我や病気をしたくはないと思いますが、もしもの時を考えておくことはとても大切です。そして私の経験上、一番つらくて心苦しいこと、それは「家族に心配をかけてしまう」ことです。今は2人に1人は癌が見つかる時代。皆さんも年に一度は健診を受けてみてはいかがでしょうか。
人間ドック受け愕然
5百円で判明した生命の危機
【60代匿名組合員】ある日のこと「土建国保加入者は対象年に人間ドックの補助金が出る」と仲間に教えてもらいました。ですが多忙だったこともあり「自分は健康だろう」と後回しに。しかし、私の身を案じた仲間に強制的に人間ドックの予約を入れられ、受けざるを得ない状況になってしまいました。
オプションを追加したのですが、問診票が届いてビックリ。費用は500円と記載されていたのです。記載ミスだろうかと思いつつも、柳原病院へと向かいました。人間ドックともなると丸一日がかりで検査し、自費負担も相当な額になるのだろうと覚悟していたのですが、終わってみて拍子抜け。通常の健診と変わらぬ程短い時間で終わり、問診票通り「500円だけ」の支払いで済んだのです。オプションまで受けたのにワンコインとは、侮れぬ土建の健診。
一ヶ月後、健診結果が届くと再検査の文字があり詳しく調べることに。愕然としました。なんと「生命の危機」に関わるものだったのです。すぐに適切な治療を行い、病院が早急な検査と迅速な対応をして下さったお陰で、現在は元気になり仕事に復帰できる程に回復しました。あの時、仲間に案じられ嫌々ながらも人間ドックを受けていなかったらと思うと…恐ろしくなります。今回のことで「自身の知らぬ間に病魔が身体を蝕んでいる怖さ」を知り、健康診断の大切さを身をもって学びました。
足立支部には節目健診(40〜70歳まで5年毎に一回2万5千円の補助を受けられる人間ドック)を3年以上受けていない仲間がたくさんいると聞いています。仕事が忙しいなど人それぞれ事情はあると思いますが、私達職人は健康な身体があってなんぼの仕事です。この記事を読むことで少しでも「健康診断を受けよう」と思ってもらえれば幸いです。