若い技能者が自らの技術技能を競い合う青年競技大会と技能五輪大会。それぞれ年齢制限が定められており、青年技能者の憧れとも言える大会です。技能五輪大会に関しては出場に推薦が必要となるため、参加できること自体が栄誉あること。そんな2つの大会に、足立支部の仲間である関根智さんが挑戦することになりましたのでお話を伺いました。
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関根智/足立東分会 |
私が大工として現場に出るようになって今年で3年。子どもの頃からモノづくりが好きで「将来は大工になりたい」と思っていましたので、日々楽しくて仕方がありません。
高校はモノづくりで有名な蔵前工業高校に進学。卒業後は居・林工務店の林社長の下で仕事をしながら、より深い建築の知識を学ぶべく「建築カレッジ」に通わせてもらいました。現在はカレッジも卒業し、大工としての腕を磨くべく日々仕事に励んでいます。
今回、縁あって「青年競技大会・技能五輪大会」に挑戦させて頂くことになったのですが、大会挑戦にあたり2ヵ月間の練習が必要に。長期に渡り現場を空けることになってしまうのですが、社長は「今しかできないんだから行ってこい!」と快く背中を押してくださいました。通常ならば2ヵ月間も現場を空けるなんてあり得ないこと、社長には心から感謝しています。
建築カレッジ出身で青年競技大会金メダル獲得者はいますが、技能五輪大会で金メダルを獲得した人は未だなし。快く送り出してくれた社長や応援してくれる皆さんのためにも全力で取り組み、建築カレッジ出身で初の金メダル獲得者を目指して頑張ります。
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真剣な眼差しで集中してテキパキと仕事を進める関根さん |
仲間のエール受け取る関根さん(中) |