東京土建一般労働組合　足立支部

　八束水臣津野命が「八雲立つ」と言ったことから「出雲」という地名がついたと千三百年近い昔の「出雲国風土記」に書いてあるそうです。
そのふるさとを語る上で欠かせないのが東洋一大きな大鳥居で有名な出雲大社があります。ちなみに鹿島建設が造りました。

　

出雲大社はうちから一里（四キロ）のところにあります。出雲大社でお祭りがあるときは子供の頃親に連れられていったものですが、父はその大社町の出身で親戚も多く帰りはいつも夜中でした。父は私を自転車の荷台に乗せて帰るのですが酒も一升や二升ではなく、浴びるほど飲んでいるので途中でのエピソードも一つや二つではありません。
　歌舞伎の元祖といわれる「出雲のお国」のふるさとでもあり、廻り舞台があったそうです。舞台の下から人力で舞台を回していたそうです。子供の頃は先に話したように酒が何よりのご馳走の父にはまわした経験がなく、その廻り舞台がいつできて、いつなくなったがわかりませんが一度見た様な気がします。しかし物心がついたときはもうありませんでした。正月と祭りの時だけのお客では維持するのは難しかったでしょう。
　大社の最大のお祭りが十月、国々の神様が集まり全国で十月を神無月といいますが、出雲では昔から「神有月」といいます。

 

出雲市ホームページ