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千葉県銚子市 下総台地の野菜農家から 表具師の「増田清泉堂」に24年 多田 隆(寺町分会)
千葉県銚子市の長山という所の出身です。 市内でなく、房総台地(下総台地)と言われる高台で、実家は農家です。野菜に適した土地で、ダイコン・キャベツを主に作り、米は買ったほうが早いと言われています。 どこも一緒で、学校から帰ったら家の仕事の手伝いだったね。 それがイヤで、わざと遅く帰ってくることもあったよ。4年生までは村の分校、5年から山道を4キロ先の本校通いでした。 うちの親父は、怒鳴るより先に物が飛んでくるたち。手もとにあるものはなんでも投げつけ、薪やスコップなんか平気で飛んできたきたよ。
東京に出てきたのは15歳の時(昭和35年)。
おばさんの知り合いで、千住旭町の「増田清泉堂」。表具店で大踏切りのたもとです。 会社の慰安旅行で千葉に行った時、自分だけバイクで行くことになり、皆は「あれは実家に帰るよ」と言っていたそうですが、20歳で年季が明ければ胸張って帰れるからと、そんな気はなかった。 だから20歳の帰省時は、ふんぱつしてテレビを手土産に買っていきました。当時は不便で、市内からはタクシーしかなく、貯めていた貯金を使い果たしてしまいました。
つき合いも積極的 酒が飲めて世見広く
真面目一方の兄弟子二人は酒も飲まず、工務店の集まりより「仕事第一」という口で、月一度の「無尽」という下職会に社長が行けないときは、自分が手を上げました。酒が飲めるし、顔も広くなると思ってね。 集まりでは、若いし酒が飲めるので、「3番目はできがいい」なんて言われたよ。 迷惑掛けられないという思いもあり、ずっと勤め続けたけど、36歳で家をもち、38歳で独立しました。 銚子で有名な人は、弦哲也。あとは「落花生せんべい」や「ぬれせんべい」かな。 年2回は墓参りに帰るよ。弟が工務店を経営し、「住宅まつり」をやるので、孫も連れて楽しんでいます。 もう知っている人が少なくて、寂しいね。
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