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福島県本宮市 私の故郷は福島県本宮市 大工になるという夢を叶えた 橋本正三さん・西伊興
私の故郷は福島県本宮市、雄大な自然に囲まれ育った。子供の頃は大人しくて面倒見の良い、教師から信頼されるタイプだった。しかし、正しくない事には正しくないと言うタイプでもあり、学生時代にはやんちゃな生徒を更生させた事がある。正義感は父譲りだと思う。父は周りから信頼され、間違った事には立ち向かい、役員を10以上兼任するような人だった。
私がまだ5才の頃、家を建ててくれた大工さんが汗水垂らし働くその姿に、とても憧れたのを覚えている。本格的に大工になろうと考えるようになったのは小学5年生の時、「将来の夢」を聞かれた時だ。夢を叶えるべく中学校を卒業してすぐの15才で、大工の見習いとして仕事をはじめた。通信教育を受ける中で資格を取りたいと考え、20才で上京した。上京してすついた親方は厳しく、意見の食い違いでぶつかることも多々あった。どうしたらより皆が仕事をしやすいか、経費が削れるかを考え、「職人の送迎が必要である」と親方に提案した。親方には「生意気だ」とつっぱねられたが、自分の時間を割き実行する事にした。もちろん自分の現場の作業を遅らせるわけにもいかず、身を粉にして働いた。結果、努力は実を結び、親方から信頼してもらえるようになった。仕事に夢中だった私は、上京理由の試験を受けそびれていた。ようやく試験を受けたのは58才、第2種電気は2回受験、乙種消防は1回受験し、念願の国家資格を取得出来た。 もちろん夢に向け努力もした。より良い仕事をするため資格の取得や、皆がしないような勉強もした。難しくて誰もが投げ出すような仕事もした。結果、仕事は次から次へと来るようになったし、多くの信頼を得た。手掛けた仕事の中には赤字になってしまったものもある。店舗設計の賞を貰い、本に載っているものもある。 私の夢は大工になる事。私はこの夢を叶える事が出来た、幸せものだ。
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