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埼玉県羽生市 3ヵ月連続六木特集〜第A弾〜 波乱万丈我が人生 砂埜隆男・六木分会
私のふるさとは埼玉県羽生市。利根川が流れ、王様の野菜と言われるモロヘイヤの産地として有名です。 小学生の時分は勉強が嫌いで、毎日のように廊下に立たされていました。その頃の楽しみと言えば焼き芋。登校時に田んぼで燃えるもみ殻にさつま芋を入れておき、下校時に掘り出して食べるのが日課でした。小学1年生の頃は父・兄と競艇やパチンコに興じ、2年生になると借金取りが来るように。街中で車に拉致され土手に置き去り、なんてことが私の日常でした(笑)。 そして2年生の暮れに母が失踪。父も隣町で他の女性と暮らしはじめ、私たち兄弟は父方の実家に預けられることに。そこから地獄の日々が始まります。朝は家事や養鶏場の仕事、夕方は薪で風呂沸かしをするのですが、自分たちが入らせてもらえるかは分かりません。食事は我々だけ別物なのは当たり前「ほら餌だ有難いと思え」と言われる日々に、兄と2人「いつ死のうか?」とよく話したものです。 それから数年、追い打ちをかけるように私に心臓病が見つかり、余命18ヵ月を告げられました。手術費用はなんと1350万円。小学生に払えるわけもなく聞かなかったことにしようとしましたが、国の支援を得て何とか命を繋ぐことができました。退院後は人権のない生活に戻り4年、鉄工所への就職が決まったことでようやく自由を得ます。 給料は月5万円と食い繋ぐのがやっとの日々でしたが、それでも幸せな毎日。同期が会社を辞めたのを機に、知人の紹介でサッシ取付の見習いとして足立区での生活を開始しました。休みは年25日、7〜23時まで働く毎日を30年続けた後に独立し、今に至ります。 そんな私の目標は70歳までの現役続行。組合は魅力満載で素敵な仲間もたくさんできてとても楽しいです。今後も仲間たちと助け合い、皆で行く旅行を楽しみたいと思います。
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