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東京都足立区・江北 職人になり人間力が磨かれる 自転車で走り回った幼少期 今では父の意思継ぎ職人に 尾形香織・西伊興
私の故郷は東京都足立区江北です。中学校・高校共に区内の学校に通い、今も区内で塗装職人をしています。 子供の頃は男の子と取っ組み合いやドッジボールをしたり、荒川でツクシやイナゴを捕って遊びました。捕りたてを佃煮にして食べていましたが、とても美味しかった記憶があります。また、子供の頃と言えば幼い頃から守っている母の言いつけがあります。それは「ドングリ食べると馬鹿になるから、食べちゃだめ!」と言うことです。それだけは変わらず、今でもきちんと守っています(笑)。
高校を卒業するとサーフィンのお店で勤務しました。楽で良かったのですが、23歳で離職。そんな折、塗装職人の親方をしていた父に誘われ、職人の道へ進む事となりました。 当時は女性職人が少なく、トイレが汚かったことを覚えています。現場によってはトイレ自体が無かったので、近隣を探し回ったこともあります。しかし、時代も変わり、今では3現場回れば1人は女性職人に会うようになりました。また、大きな現場ではトイレが男女別なだけでなく、とても綺麗になりました。まあ、今では慣れたもんで、トイレが汚くても気にならなくなりましたが(笑)。
その後、30歳の頃に転機が訪れました。父が他界したのです。今までは父の手元で働いていたものですから、対外的な対応や処理などはとても苦労しました。父が亡くなる前に私に言った言葉、もう少し一緒に仕事を頑張ってほしい。その言葉があったからこそ、私は今でも頑張れているのだと思います。 職人になって良かったことがあります。それはなんと言っても「人間性が磨かれたこと」です。体調管理のため朝は4時30分起床。夜は遅くとも21時には寝るようにしています。また、現場へは自炊したお弁当を持参しています。職人になっていなければ、こんな習慣は身に付かなかったと思います。 職人を目指す女性の皆さん。目指すならとことんです。私自身もこれから先、体力の続く限り職人を続けていきたいと思っています。女性だからと諦めず「ガッツで頑張れ!」です(笑)。
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