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栃木県矢板市 思いでは親の手伝い 田んぼでもいじってみたいね 松岡征夫・鹿浜分会・大工
私の故郷は栃木県矢板市です。先祖は会津戦争で生き延びて栃木に流れてきたということで、たどれば会津武士です。 それでなのかわかりませんが、実家には「槍や刀」などがあり、父親が研ぎに出していました。 その父親は厳しく、学校から私のことで家に連絡があると、ものすごく怒られたね。まあ結構馬鹿なことをしていたからね。 実家は農業で、米作と煙草栽培。 煙草の葉を乾燥させるため、家の庭に荒縄を張ってぶら下げますが、急に雨が降った場合に家の中にしまうのは子どもたちの仕事でした。
専売公社に納めるため、葉を伸ばす仕事があり、夜中の手伝い仕事で嫌だったね。 中学卒業して木工の訓練所に2年間通い、訓練所の紹介で田端の家具屋に住み込み奉公。 家具屋では、休みは1日と15日だけで、いつも夜10時くらいまで仕事でした。 3年勤めたころ、友人の紹介で西日暮里の工務店に移りましたが、中途半端に「道具が使える」私には先輩方は厳しく、いじめられたね。だけど今思えば根本から鍛えるという『愛情』だったんだと思えるね。 33歳頃に独立し、その時都営住宅の申し込みでは、当時の大里書記長にお世話になりました。
今頃の矢板市の見ものは、長峰公園のさくらまつり、つつじまつりなどで、夜間もライトアップされて見事なものです。 実家は長兄が亡くなり、会社経営をしている弟が継いでいます。田畑はまだありますが、人任せの状態ですね。 「ふるさと」と言って思い出すのは親の手伝いをいっぱいしたことかな。 今は喘息になり、住みつくのは大変だけど、この年になってみて、田んぼでもいじってみたいなって思います。
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