東京土建一般労働組合　足立支部

　私のふるさとは大自然と美味しいものに囲まれた北海道の日高・門別です。北海道の中でも最南端に位置し、当時は世間にあまり知られていない地域でした。今では日高昆布と競走馬の飼育・放牧が様々なメディアで取り上げられ、地名が広く知られてきたように思います。
　私は５人兄妹の２番目として生まれました。両親はもともと東京に住んでいたのですが、戦争がはじまったことで北海道に疎開をしました。その関係で兄妹の中で唯一、兄だけが東京生まれです。
　中学１年までは北海道の地で育ちました。山と畑、川に囲まれ、隣の家まで行くのに20分以上かかった記憶があります。春から夏は木の実を取りに山に行き、果物も採れました。冬には雪が多く降り、一度雪が降れば見渡す限り一面銀世界となりました。そんな時にはよく雪遊びをして遊びました。当時はそりが流行っていて「スキー板の上に箱を載せたもの」に乗って山の中腹から一気に滑って遊んでいました。小学校には全校生徒でひとつの教室しかなく、１学年から６学年まで皆同じ教室で学びました。小学校へは毎日１時間程歩いて通ったことも、今ではいい思い出です。

　北海道での暮らしを満喫していた私ですが、中学に上がる際に埼玉県へと移住しました。その後に現在の東京都足立区・花畑地域に移住、長年住むこととなりました。
　花畑地域に住んでかれこれ40年以上が経ちました。北海道もふるさとではありますが、今では花畑地域が私の第２のふるさととなりました。

北海道日高町のホームページ