東京土建一般労働組合　足立支部

 

　私は、戦中から戦後にかけて千住旭町の商店街の一角で畳職の家で生まれ育ちました。
　戦中の3月10日には江東方面が眞赤になり墨提通りから旭町通りを被災された大勢の人が通って行ったのを今でも忘れません。
　戦災、疎開にあわず昭和初期の家並み、長屋が立ち並ぶ中で育ち、中学校卒業後すぐに曙町にある鉄工所に就職しました。曙町は、隅田川を利用した水運が盛んでした。重量物の運搬に適しているので関屋町・東町・曙町は、かつて「足立の重鋼業地帯」とよばれていました。
　数年後戦後復興が始まり中小企業が活気づき、当時の曙町は多くの工場労働者でにぎわっていました。この町が好きで、今でも集会デモで通ると昔なつかしく思います。
　私と東京土建との関係は定年後設備サービス業に就いた時に土建国保・共済のことを弟に相談して組合加入しました。それから20年近くになろうとしています。この20年間で医療・介護・年金と国民の声が無視されつつあり、社会保障が改悪され生活が苦しくなってきました。
　中小業者の砦となって進んで行く事が私のふるさとを守っていくことにもなると思っています。
　東京土建足立支部に多くの建設労働者を集めて、仲間の団結をより固いものにしよう。

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