東京土建一般労働組合　足立支部

2012年春の拡大月間出陣式/分会の仲間に囲まれマイク持つ元木さん(中)

　私のふるさとは福島県会津若松市です。歴史や文化・伝統が息づく歴史ある城下町として有名で、新選組ゆかりの地として広く知られています。観光名所が数多くあり、鶴ヶ城や会津東山温泉は訪れたことのある方もいるのではないでしょうか。当時住んでいた家は神明通りと言う繁華街の一本横、飲み屋通りにありました。酔っ払った観光客がそこかしこにいたことを覚えています。
　小学生の頃に仮面ライダーカードをメンコで取り合う遊びが流行りました。しかし、体格で劣る上級生には敵いません。レアカードを含め根こそぎ持って行かれてしまいました。そんな夜には涙ながらに「もうやらない！」と誓うものの、次の日にはケロッと忘れ、新たな戦いに興じるのです。当時の私はやんちゃと言いますか、好きな子に「ちょっかい」を出すような子どもでした。悪気はなかったのですがやり過ぎたのでしょう…ある日、好きな子が家までやってきて私の頬にビンタ一閃。これを機に反省し心機一転、人に優しくすることを覚えました（笑）。
　中学２年生になると北十条へと越し、走り回る日々が始まります。何故なら暴走族が多く、目が合うだけで追いかけてくるのです。平和に生きるためには走るしかありませんでした。こうして体力が付いた私は、高校卒業後に安定を求めて自衛隊に入隊。厳しい訓練の中で規律を学び、心身ともに鍛えられていきました。
　自衛隊での４年を終え「免許があるのだから運転がしてみたい」と運送屋に転職。しかし、運転ができるふりをして入社したものですから、周囲はあまりに下手な私の運転に驚き不安そうでした。その後、運転にも慣れましたが30歳の頃、縁あり塗装職人をすることに。その際、東京土建に加入したのですが、当時の健康保険は10割給付。体調を崩していた私はその制度に助けられ、今でもその恩を忘れることはありません。現在、分会内で役員をしているのですが、仲間が好きという他に、実は恩返しと言う側面があります。内緒ですけどね（笑）。
　あ、そうそう。足立区へは猫と住める物件を探しやってきました。この地に住まう皆さんの温かさに触れ、人柄に惚れ、今では大好きな「第二のふるさと」です。今年の目標は健康第一、とにかく安全に平和に生きていきたいと思います。

会津若松市のホームページ