東京土建一般労働組合　足立支部

向島で開催されたお祭りに参加/幼少期の宮本さんとお母さん

　私のふるさとは東京の下町とも言える墨田区です。この記事依頼を受けたことを切っ掛けに、生まれ育った地がどのように変化しているのかを自分の目で見たいと思い、散歩がてら故郷である「向島」を訪れました。
　表通りは綺麗になり面影はありませんが、裏道に入ると懐かしい木造の建築物が立ち並びあの頃のまま。驚いたのは、我が母校である小梅小学校が今もあったことです。とても綺麗な外見にリニューアルされており、懐かしさと共に、少しだけ寂しさを感じました。

　小さい頃は、言問通りや墨田公園が遊び場で、時には帰ることすら忘れて真っ黒になるまで遊び回っているような明るい子どもだったと思います。昭和の時代ですからテレビもなく、楽しみは近くの映画館に行くこと。小さくて狭い劇場でしたが、子供ながらにとても楽しかったことを覚えています。また、あの頃は田舎らしい田舎がある友達が羨ましく、夏休みが来るたび川で遊び、山に登り、自然に触れられることに憧れました。「夏休みだしどこかへ行きたい」とわがままを言っては、母を困らせていたことでしょう。
　想い出と言えば、時々、主人と昔を懐かしんで話をすることがあります。あんなことこんなこと、本当に色々な事がありました。結婚当時から毎日のようにお弁当を用意し、出掛ける際には火打石でお見送り。そんな私に、主人は時に優しい言葉を…掛けてくれるわけもなく、亭主関白でたまに憎たらしいくらいです（笑）。そんな主人は電気工事士一筋。がむしゃらに働く時期は過ぎたとはいえ、まだまだ働いて頂きますよ？
　さ、今日も忙しい朝の始まりです！

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