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茨城県潮来市 手に職をと鉾田の職訓 義兄の工務店から土建始まる 今泉福次・大工・本木
茨城県潮来市水原、北浦のところが私のふるさとです。 6人兄弟の末っ子として育ちました。 地元潮来の祭りは祇園まつりといい、大きな山車が10台くらい出て、にぎやかな祭りです。なぜか男の人たちが化粧して仮装行列していましたね。 子どもの頃は、山や湖に入り、野イチゴ・あけび・しじみなどを採ったりして遊び、異年齢集団で動き、先輩が後輩の面倒をみることが習慣でした。
中学を卒業すると同級生の3分の2は高校進学でしたが、私は手に職をつけたいと鉾田の職業訓練所に通いました。職人の家ではなかったけど、長男が材木屋の番頭をやっていた影響かな。設計から道具の作り方・削り方など一通り勉強できてよかったです。 潮来の工務店に住み込みで入り、4年で年季が明け1年お礼奉公で5年間勤めました。その後、姉の主人が東京で工務店をしていたので、21歳で勤めました。
最初はわからないので、親方としてのこだわりなどにもいろいろ思った。でも田舎から呼んだ連中と仕事をした時は、本当に面倒見てくれましたね。 仕事ではやっぱりお客さんに喜ばれるのが嬉しい。 現場の近所の人たちが通ると必ずあいさつします。近所の人も不安でしょうから。建物でちょっと困った所の相談をうけると無料でやったりしてね。 印象に残っているのは北区で茶室のある住宅をやったこと。技術の引き出しも増えて、なんとかうまくできました。 滝野川でも一部屋だけ床・壁・天井の全面桐材という仕事を手がけました。防湿・防菌などで効果があるそうです。 東京に来て44年になりますが、組合の役員もいろいろやり40年になりました。 ふるさとといえば、やっぱり「心のより所」かな。
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