東京土建一般労働組合　足立支部

昨年の拡大時に分会の仲間と共に集合写真/左奥:岡野さん

　私のふるさとは足立区の日ノ出町で、千住生まれ千住育ちの千住っ子です。昔の千住は宿場町として栄え、駅前商店街では頻繁に縁日が開かれ多くの屋台で賑わっていました。
　私は５人兄弟の長男でしたので、子どもの時分は薪を割ってお風呂を焚くなど、家事をして過ごすことが多かったです。しかし時間がある時には荒川へと行き鮒やメダカなどの魚捕り。また、自身よりも背の高いヨシ（イネ科の植物）をかき分け、野生のうずらやその卵、亀などを発見して遊んだものです。
　高校は定時制に通い、日中はサッシ屋の工場で働きました。鉄板のプレスや見積もりを任されるも「座りっぱなしは性に合わないな」と実感。高校を卒業するとツバメのマークでおなじみの丸善石油の空調部に就職しました。しかし数年後、空調部がなくなってしまい東京冷機へと転職。32歳になる頃「一人で仕事をする方が合うのでは？」と思い、独立をしました。思った通り自身で予定を組み、時間に縛られない今の生活の方が私の肌に合うようです。
　土建に加入したのは独立と同時期。当時の副委員長が拡大に訪れ、付き合いもあって一本釣りされました。そして気付けば分会長、支部役員となり、今年度は分会書記長。土建を通して多くの仲間に出会い、様々な経験をすることができ、当初考えていたよりも楽しんでます（笑）。

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