東京土建一般労働組合　足立支部

放水する仲間との連携で行う解体作業の現場

三共グラウンド　
　私のふるさとは東京都足立区の東和です。小学生時分の遊び場と言えばもっぱら三共亀有工場跡地で、子どもたちの間では通称三共グラウンドと呼ばれていました。広大な土地に草木が生い茂り、池と見紛うような水溜まりがある様はまるでジャングル。木の上に秘密基地を作ったり、拾った木で作った武器を振り回したりして遊び、時が経つのを忘れ19時をまわってから家に着くとよく親に叱られたものです。

可愛い幼少時代から運動神経抜群の我妻さん

スポーツマン
　小さい頃から運動が好きで、小学生時には野球。中学生、高校生時には陸上と釣り。その後はスノーボードをしました。中学生から始めた陸上では中長距離走を専門にし、高校へはスポーツ推薦で進学しました。当時は教師からの体罰など当たり前でしたので、教師にタメ口を聞いた友人は殴る蹴るでボコボコにされていました。スポーツ推薦で入学した高校では、長期休みのたびに行われる合宿では1日中走りっぱなしでした。中には倒れ呼吸困難に陥る部員もいて、いつしか「痙攣した手をほぐす」ことが得意になりました（笑）。
　高校卒業後は日本橋三越にあるパン屋さんでアルバイトをし、そこで得たお金で友人たちとゲレンデ近くのアパートを借りてシーズン中はスノボー三昧でした。ハマルととことんやるタイプなので、足は骨折、肩は万年脱臼、腰はヘルニアで入院する程にゲレンデに通いつめました。記憶はないのですが、大きなジャンプ大の下で泡を吹き倒れているところを発見され、３日間生死をさまよったこともあります。

斜めに傾いた操縦席からの眺め

解体重機の魅力
　25歳になると「もっとスノボーをしていたい！」との理由から、休みの融通が利きお金も悪くない解体工に。最初こそ趣味のために始めた仕事でしたが「50トン以上もある体躯で繊細な動きをする重機の魅力」にハマり、今では仕事が楽しくて仕方ありません。しかし操縦を少しでも誤れば大惨事。多くの人間の命が危険にさらされると思うと気は抜けません。そして現在勤めている会社にはとてもお世話になっているので、ゆくゆくは微力ながらも自身の力が役に立てるようになることが目標です。

同級生が書記長
　ちなみに、足立支部書記長の早川さんは小学生時代からの友人で、水元公園で共にカツアゲから逃げたり、神社のおばちゃんからホウキで追われたりした仲です。大人になってから付き合いはなかったのですが、およそ10年前のこと…組合書記になった早川さんから「火災共済に入りませんか？」と突然電話があり、それをきっかけに再会しました（笑）。今ではあの頃を思い出し飲みに行く仲となり、今後は他の同級生たちも招き、仲間の輪を広くしていきたいなと思っています。

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