東京土建一般労働組合　足立支部

　私のふるさとは群馬県邑楽郡板倉町です。ふるさとと言っても２歳までしか住んでいなかったので当時の記憶はあまりありませんが、祖父母が住んでいたので引越し後にも田舎に行った思い出があります。家の周りには駄菓子を売っている自転車屋が一軒あるだけで、他には特に何もありません。その一軒でさえも歩いて15分以上はかかったと思います。また、夜になると、街灯が無いため真っ暗で怖かった記憶があります。そんな環境ではありましたが、家の前の池で魚を釣ったり、家の横の沼でボート遊びをしたりして遊びました。車で少し走ると「つつじが岡公園」「渡良瀬遊水地」「雷電神社」などがあり、自然豊かで過ごしやすいとても素敵なところでした。今では祖父母も亡くなり、誰も住んで居ません。裏手に大学のキャンパスが出来、街の様子が変わってしまったと聞きました。少し、寂しい気がします。

　２歳で東京に出てきて、足立区には５歳から約半世紀住んでいます。昔は足立区の青井地区にも田んぼや畑がまだあり、ザリガニ釣りやかくれんぼをして、夕方まで泥んこになって遊んでいたのが楽しい思い出になっています。一方今ではそういうところも無くなってしまいました。この記事を書くにあたり、自分の子供たちは、「足立区が自分のふるさと」と言えるのだろうか、何か思い出は出来ただろうか、と考えさせられました。

群馬県邑楽郡板倉町のホームページ