地図
佐藤美千子
入江 真
宮城昭治
木村美紀
飯村尚美
関口鐵夫
佐々木文雄
遠藤茂雄
近藤定夫
田中 健
神田春之
有川美秋
笠原美津子
佐藤二九二
今田玲子
横山良二
増子今朝男
高橋 昇
小野寺春子
深沢 洋
東京都墨田区 近所の子供を預かるのは当たり前 下町情緒溢れる鐘ヶ淵 下田昇・綾瀬分会
私のふるさとは東京都の墨田区墨田です。以前は墨田区鐘ヶ淵という地名でしたが、現在は堤通・墨田という地名へと変わりました。しかし鐘ヶ淵の名は東武線の駅名として今なお残っており「鐘ヶ淵駅」として地元民に愛されています。 私が生まれたのは昭和43年。近所の子供を預かったり、ご飯を食べさせたりすることが当たり前に行われる下町情緒あふれる温かい町でした。その頃の鐘ヶ淵は長屋が多く、私自身も間口2間・奥行4間の二階建て2軒長屋に6人家族(祖母・父・母・姉・兄・自分)で住んでいました。小さな家が沢山建っているほか、道が狭く細い路地が多いため「泥棒が逃げやすい場所なのだ」と大人に聞かされました。しかし、そんな路地も子供にとっては楽しい遊び場。近所の子供たちと路地を駆け回って遊んでいました。また、近くに水戸街道、四ツ木橋、荒川があり、川遊びもよくしました。 昔は業種を問わず職人さんが大勢いたことも印象的です。特に墨田・東向島の地域にはNEC・カネカ・カネボウ・住友などの名だたる企業の工場が多くありました。私の父も職人だったため現場に連れていかれ、足場に上って遊びました。小さい頃から現場に出ていたようです(笑) 昭和48年になると今の家(足立区綾瀬)に引っ越してしまいましたが、今でも取引先の方がいるので時々近所に行くことがあります。大地震が起きた場合の危険区域となったため「道路拡張・住宅建て替え・再開発」などをしており、町が少しずつ様変わりしてきています。 私のふるさとが綺麗になるのはとても嬉しいですが、少しだけ、寂しくもあります。
東京都墨田区のホームページ