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東京都荒川区東尾久 下町の魅力を再発見 あの日の"思い出"振り返る 根本則子・皿沼分会
私は足立区から川を挟んだ向こう岸、お隣は荒川区の東尾久で生まれました荒川遊園地と尾久八幡神社、尾久橋通りがある所です。私が住んでいた昭和の時代は、たくさんの材木が大きなトタン屋根の倉庫に立てかけられている場所が多くありました。
その頃の買い物と言えば熊の前商店街が定番。個人商店が建ち並び、味噌は味噌屋、うどんはうどんたま屋、八百屋に肉屋など、生活に必要なものはここに行けば何でも揃いました。母と一緒に買い物に行くとお店の人との話が始まるため長く掛かりましたが、今となっては人との繋がりがとても温かく、楽しかった思い出となっています。
3歳の頃尾久橋通りでの一枚 記憶に残る我が故郷は「商店街の活気」「氷の板を切る涼しい音」「溶接の火の粉」「都電の鐘の響き」「大きな材木の木の香り」そして、七軒先にあった母の実家の油の匂い。…いつもさんざめいて忙しい町、温かいお節介、そんなせいか、静かすぎると今も落ち着かない性格になってしまいました。
思えば下町と言うところは、綺麗な景色も美味しいものが採れるなんてこともありません。でも、それでも愛しく思えるのは、町を支えそこに住む人を守り合いながら育む「人」が最大の魅力で、そこで育った私は幸せだったと思います。今は多少ノスタルジックな雰囲気が漂う商店街になりましたが、たまには「人」を感じに訪れてみても良いかもしれませんね。
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