東京土建一般労働組合　足立支部

保育園の恩師と山田さん(中)

　私のふるさとは北海道の厚岸郡浜中町霧多布。３１６８haの広さを誇る国内有数の湿原「霧多布湿原」の一部に位置し、四方を海に囲まれた自然豊かな場所です。ルパン三世の生みの親「モンキーパンチの故郷」としても有名で、バスやタクシーのラッピングに観光パンフレットなど、あらゆる物がルパンで染まっています。また、美味しいものがたくさんあり、食材では牡蠣や昆布がイチオシ。北海道の大自然全てが子どもたちの遊び場で、私もよく、木登りやオタマジャクシ捕りをして遊んでいました。

霧多布半島の西端にある大好きなアゼチ岬

　幼少期はとにかく泣き虫で内気な女の子。それに比例してとても真面目な子だったと思います。その当時、育ての親である祖父母に「マラソン大会で一位にならないと家にいられないよ」と言われ、死に物狂いで走り込み。訓練の甲斐あって何とか、家追放の危機を脱しました。今となっては笑い話であり、祖父母との大切な思い出の一つです。
　７歳になる頃、父の出稼ぎで埼玉県へと移住、結婚を機に上京しました。祖父が大工、父も建設関係の仕事をしていたため、自然と建築関係に就職。公共工事に携わる会社に就職した際は何も知識がなかったため、ＣＡＤを覚えるのにとても苦労しました。その後も建設関係の事務に勤め、現在は土建の仲間の繋がりでハウスクリーニングを手伝わせもらっています。はじめはゴキブリを見るたび騒いでいましたが、コツを掴み克服。…そう、掃除機を持った私は無敵です（笑）。
　20代で組合加入した後はすぐに青年部にお誘い頂き、様々な催しに参加するように。しかし、所属分会の役員さんから「分会会議に参加しないのに行動費が出るのはおかしい」とお怒りを頂き、これを機に分会会議に初参加。ですが、あまり発言の機会も貰えず放置されてしまい、負けてたまるかと何度冷たくされても挫けず会議に参加するうち、いつしか役員の方々が「仲間の一員」として暖かく受け入れてくれるようになりました。今では分会書記長の任を投げら…任せてくれ、期待に応えられるよう頑張っています（笑）。
　今後は他分会の仲間との繋がりをより一層大切に、土建だからこそできる復興支援活動などに積極的に参加していきたいと考えています。そして、何と言っても仲間の健康が第一。５年に一度の節目健診など組合メリットを広く周知し、足立支部の仲間の絆を強固で長く続くものとしていきたいと思います。

北海道厚岸郡浜中町のホームページ